リンパ節腫脹(しゅちょう)とは、首などのリンパ節が腫れて大きくなる状態をいいます。
リンパ節は体の中で「免疫の働き」を担っており、感染症やがんなどの影響を受けて腫れることがあります。
ウイルスや細菌の感染によってリンパ節が急に腫れ、痛みを伴うことが多いです。
抗菌薬や消炎鎮痛薬による治療で改善するケースがほとんどです。
長期間腫れが続くタイプで、結核やサルコイドーシスなどの病気が関係していることがあります。
それぞれの病気に応じた専門的な治療が必要です。
これらは見逃してはいけない重大な病気であり、慎重な診断が求められます。
リンパ節の腫れが続く場合や、腫れがかたい・痛みがない・大きくなるといった特徴がある場合には、血液検査・画像検査(エコーやCTなど)を行い、必要に応じて精密検査を行います。原因に応じて、内服治療、経過観察、あるいは専門科へのご紹介を行っています。このような症状があればご相談ください。
リンパ節の腫れは、比較的軽いものから重大な病気のサインまでさまざまです。
気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。
唾液腺(だえきせん)とは、唾液をつくる器官のことで、主に以下の3つがあります。
これらの唾液腺に腫瘍(しゅよう)=できものができることがあり、良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)に分かれます。
唾液腺(だえきせん)とは、唾液をつくる器官のことで、主に以下の3つがあります。
これらの唾液腺に腫瘍(しゅよう)=できものができることがあり、良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)に分かれます。
唾液腺は大きなものだけでなく、口の中などにある小さな唾液腺からも腫瘍ができることがあります。
これらも良性・悪性どちらの可能性もあるため、症状がある場合には早めの診察が大切です。
このような症状があればご相談ください
唾液腺腫瘍の診断には画像検査(超音波・CT・MRIなど)や細胞検査を行い、
状態に応じた治療をご提案します。
頸部嚢胞(けいぶのうほう)とは、首にできる「水ぶくれのような袋状の腫れ」のことです。
この袋の中には液体やゼリー状の成分がたまっており、皮膚の下にしこりや腫れとして感じられます。
これらは先天的(生まれつき)にできるものが多く、小児から成人まで幅広い年齢で見られます。
通常は首の腫れが見られる程度ですが、感染や炎症を起こすと赤く腫れたり、痛みを伴うこともあります。
針で中の液体を抜く処置もありますが、一時的な対応となることが多く、根本的な治療としては手術による摘出が一般的です。
嚢胞に見えても、注意が必要な場合があります。まれに、頸部嚢胞のように見えて実際はがん(悪性腫瘍)が含まれていることもあります。
そのため、見た目が「水のう」のようでも、正確な診断が必要です。
画像検査(超音波・CT・MRIなど)や必要に応じた生検・手術を通じて、確定診断を行います。
嚢胞のように見える症状でも、原因や性質によって対応が大きく変わることがあります。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。